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【一生働く!】深刻な人手不足で進む「経験」の再評価 企業の採用戦略の変容でシニア雇用増加 (1/2ページ)

★〈働き方編〉シニア雇用の実情(2) 

 シニア雇用の“変化”に迫る第2回。人材紹介サービスの専門家が、現状を細かく分析してくれた。

 ■「人手不足」とシニア雇用

 「建設業界では、67歳での採用事例も生まれています。働く意欲とともに体力・気力も充実している50代、60代も多く、65歳の定年退職を迎えた人であっても働ける環境を整える企業が出始めているのです」

 こう話すのは、職業紹介サービス「リクルートエージェント」を運営するリクルートキャリアの平野竜太郎さん(42)。平野さんは建設不動産領域専任シニアコンサルタントとして、ゼネコンから不動産専門職領域まで幅広い支援実績を持つキャリアアドバイザーだ。

 平野さんが言うように、人手不足の現状はかなり深刻だ。だが、この状況がキャリアを持つシニア雇用の可能性を広げているのも確かなのだ。

 募集職種としては、ハウスメーカーが手掛けるアパートや賃貸マンションの品質管理に関連した求人が多く、クレーム対応や若手の教育を含めたシニアの経験を評価して、採用に至るケースが増えているという。

 ■脱年齢・スキルセット重視

 外食や店舗型サービスの分野でも、シニアの雇用が増加している。コンビニやファストフード、外食チェーン店などが、あえてシニアに的を絞った求人をかけているのだ。

 接客での人当たりの良さや、トラブル回避の経験などが再評価されているからだろう。勤務時間にも融通がきき、無理なく長く勤めてもらえるというメリットもある。

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