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旧大連ヤマトホテルが宿泊営業を停止 かつての三つ星ホテルがエコノミー化、宿泊者もあきれたサービス実態 (1/2ページ)

 日本統治時代、満洲一の格式を誇った大連ヤマトホテルを引き継いだ「大連賓館」(中国・大連市)が宿泊営業を停止している。改装準備中という。市の中心部にある中山広場にあり、かつてはラストエンペラー溥儀(ふぎ)や、中国の周恩来元首相、中曽根康弘元首相など、内外のVIPを接遇した三つ星の高級ホテルだった。築100年を超え、最近ではエコノミーホテルに変貌していた。

 「10月から営業をしていない。現在、ホテルには宿泊できない」

 大連賓館に電話すると、従業員は英語でこう答えた。

 歴史を感じる大連ヤマトホテルは、「国際貿易港の表玄関にふさわしいホテルを目指そう」と、南満州鉄道が技術の粋を尽くして、1914(大正3)年に完成させた。

 外観は重厚なルネサンス様式のバロック建築で、地上4階地下1階。車寄せには唐草模様を意識した鉄製の天蓋を施すなど、和洋折衷を取り入れた。終戦後も解体を免れ、ソ連軍が一時、司令部を置いた後、中国側に引き渡されて「大連賓館」としてホテル営業を続けていた。

 2011年に連泊した首都圏在住の30代男性は「階段がらせん状になっていて、宴会場は天井が高く、歴史ドラマのセットのよう。客室もあまり手が入っておらず、いい意味でレトロだった」と語る。

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