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沸騰する乳酸菌市場 統一ブランド採用でプラズマ乳酸菌の認知率向上へ

 整腸作用などの健康効果が昔から知られ、健康的な成分として親しまれている乳酸菌。ヨーグルトや乳酸菌飲料を習慣として摂取している人も多いはずだ。近年は、各メーカーが独自の乳酸菌を配合し、その機能、健康効果を前面に出して消費を喚起してきたが、昨年半ば頃から新たな動きが目立ってきた。それは、統一ブランドの採用と乳酸菌の外販戦略だ。

 昨年9月、キリン、小岩井乳業、協和発酵バイオの3社はキリン独自の“プラズマ乳酸菌”を配合した商品を、グループ統一の新ブランド「iMUSE(イミューズ)」として展開すると発表した。昨年12月までに小岩井乳業、協和発酵バイオ、キリンが順次新商品を投入。先月16日には、キリンビバレッジも清涼飲料水「キリンiMUSE レモンと乳酸菌」を発売した。

 プラズマ乳酸菌は、一般的な乳酸菌がNK細胞など一部の細胞のみを活性化するのに対し、免疫細胞の司令塔であるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を直接活性化して、さまざまな免疫細胞を活発化させることが特徴。これまでも、グループ各社がプラズマ乳酸菌を配合した商品を販売してきたが、統一ブランドの採用でプラズマ乳酸菌のさらなる認知率向上を狙う。

 もう一つの動きが、外販戦略だ。森永乳業は2015年から「シールド乳酸菌」を外販しており現在までに150社以上に供給。無味無臭に近く、食品の風味に影響を与えづらい特徴があり、食パンやウインナー、みそ汁など、幅広い食品に採用されている。

 キリンも昨年10月、食品大手のカルビーにプラズマ乳酸菌を提供。プラズマ乳酸菌を1000億個配合したポテトチップスの新商品が発売された。

 新たなブランド戦略やBtoB市場での競争など、沸騰する乳酸菌市場から目を離さないでおきたい。

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