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【こんな時代のヒット力】働く女性の声をメニューに徹底反映 オイシックスドット大地「Kit Oisix」 (1/2ページ)

 消費のキーワードとして注目されている「時短」。1997年に専業主婦世帯と共働き世帯の比率が逆転して以来、働く女性が増えたことで掃除や洗濯、料理などの家事にかけられる時間が少なくなり、時短のニーズは高まっている。さらに、高齢者の増加で、手間のかからない時短の裾野は確実に広がっている。

 そんなニーズをとらえ、2013年にオイシックスドット大地(東京都品川区)が発売したミールキット「Kit Oisix(キット オイシックス)」がヒットしている。ミールキットは、必要量の食材とレシピがまとめられたセットのこと。指定した日に宅配され、手順に沿って作る。

 オイシックスは1セットで5種類以上の野菜を摂取でき、主菜と副菜の2品が20分でできることから大反響を呼んだ。その開発では「グループインタビューや家庭訪問などを繰り返し、とにかくユーザーの声を聞いている」(サービス進化室室長、菅美沙季氏)という。

 「珍しい野菜だと使いこなせない」という声が出ると、野菜を加熱するなど下ごしらえを行い、調味料も小分けにした。開始当初は賞味期限が3日と短く、「1週間に1回の配達では毎日の夕食に使えない」と指摘されたため、フローズンメニューを追加した。

 ヒアリングを繰り返した結果、主婦にとっての料理の時短とは手間を減らすのではなく「毎日の献立を考えなくていいこと」だとわかった。「朝から晩まで1日中、夜の献立を考えている」と訴える人もいたのだ。

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