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【横山利香 打ち出の小槌】外出率低下でネット通販に勢い、アマゾン向け物流「ファイズ」注目 (1/2ページ)

 外出しない層が一段と拡大-。そんな傾向が強まっていることを示す興味深いデータがあります。国土交通省が2017年に発表した「全国都市交通特性調査」(15年実施)によると、若者(20代)の移動回数が高齢者(70代)の移動回数を下回るまで減少したそうです。

 インターネットの一般化で自宅にいながら個人の時間を楽しめることに加え、ネット通販の普及で、本、衣料などの生活用品に限らず、生鮮食料品まで買い物をそれで済ませられる流れが定着しつつあることも関係しているのでしょう。

 手軽に注文でき、手元に届くという便利さを考えると、このネット通販の勢いはもはや止めようがなく、楽天が先月、世界小売業最大手、米ウォルマート・ストアーズとの提携を発表したことからも容易に想像できます。

 ただ、荷物個数の増加によって就業環境が悪化したことから、ヤマトホールディングスが宅配料金の値上げに踏み切ったのは記憶に新しいところ。需要の急拡大にはひずみも生まれています。

 そこで今週注目するのは、物流関連です。

 まずはマザーズ上場の「ファイズ」(9325)。同社は、ECサイト運営企業などの物流センター業務の受け入れから検品、梱包(こんぽう)、配送までを一括で請け負う事業が中心で、アマゾン向けに荷物の総量を広げています。

 先日発表した18年3月期第3四半期決算は順調に推移していますが、17年に新規上場後、株価は低迷中。底打ちして上昇できるかどうかが注目されています。

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