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【トップ直撃】日本人の「配慮」で…加熱式たばこ「glo」急成長 「吸われる方と吸われない方が共存できる環境が望ましい」 (1/3ページ)

★ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン ロベルタ・パラツェッティ社長(54)

 従来の紙巻きたばこと比べ、火を使わず、匂いも少ない加熱式たばこの愛用者が増えている。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATジャパン)の「glo(グロー)」も他社の同種商品と競いながら、好調な売り上げとなっている。イタリア出身のロベルタ・パラツェッティ社長(54)は大の日本好き。受動喫煙に対する規制が厳しくなる中で、海外を回ったからこそ日本の特徴を見極めながら手腕を発揮する。その戦略とは。(海野慎介)

 --「glo」は好調のようですね

 「一言で申し上げると『すごく良い』と思っています。全国展開を昨年10月2日に果たし、今年1月には全国シェア4%を達成しました。これは日本のたばこ市場で本当に驚くような業績だと思います。非常に早い成長を遂げています」

 --加熱式が人気の理由は

 「2つの理由があると思います。1つは『周囲の方への配慮』という、日本に極めて顕著な理由があります。火が出ない、空気に与える影響が少ないし、衣服につく匂いも少ない。もう1つは健康への影響という点です。リスクが小さい可能性があるとの研究報告も出てきています」

 --主力商品は紙巻きたばこだが、加熱式たばことの兼ね合いは

 「長い間にわたって紙巻きたばこが大きな割合を占めてきたのですが、今後も消えて無くなるということはないと考えます。われわれが常々考えていることは消費者を常に真ん中に据えることです。BATがやることは何かというと紙巻き、加熱式両方のセグメントにおいて最も素晴らしい商品を提供することに尽きると思っています」

 --日本では「たばこ規制」が強化されている現状です

 「それほど憂慮していません。規制当局や政治の方々が賢明なご判断をしてくれると思います。われわれとしてはたばこを吸われる方と吸われない方が共存できるという環境が望ましいと思います。規制の影響ですが、紙巻きたばこと加熱式では与える影響が違うと考えています」

 --日本市場の特性は

 「たばこ産業に限れば『配慮』があるためにタールが低い商品が好まれているようです。タールが3ミリ以下のものがマーケットシェアの3分の1を占めます。またメントールの比率も高く、これらはユニークなポイントです。革新的なものにオープンで『試してみよう』という好奇心がある。『これまでのものと違う』と認識されるとビッグビジネスになるのが日本の消費者の特性でしょうか」

 --以前は化粧品関連の会社にいた異色の経歴ですね

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