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【一生働く!】個人的な経験が作る「能力」 シニアが新しい仕事を選択する際、重要な判断要素に (1/2ページ)

★<働き方編>ポータブルスキル(1)

 シニアが新しい仕事を選択する際、重要な判断要素に「ポータブルスキル」がある。ポータブルスキルとは「業種・業態を越えて、どんな仕事でも発揮できる能力」のこと。専門家に説明してもらった。

 「ビジネスパーソンの場合、会社での仕事の経歴や実績で能力を判断されがちですが、それとは別に、その人固有の能力もある。それは特定の会社などにとらわれない能力であり、いわば“持ち運べる能力”です。それがポータブルスキルなのです」

 こう語るのは、HR(人事)業界で約15年にわたり6000人を超えるシニアの転職を担当してきたリクルートキャリアの柴田教夫氏(59)だ。

 その人が勤めてきた会社などで得た技術や知識とは違い、個人的な資質や経験から得たその人独自の能力、となるだろうか。そうした能力は、どんな仕事・組織・人であっても適合しやすいはずだ。

 「自分たちの弱い部分を補うため、あえて異業種からのみ中途採用する企業もあります。同業としての能力より、ポータブルスキルの方を重視するからです」(柴田氏)

 経験を持っているという意味から言えば、シニアも十分その対象になるだろう。

 このポータブルスキルは、自分ではその能力に気づいていない人も多いという。

 「主婦の経験しかなかった女性が、試食販売の仕事で『しょう油を少し加える』テクニックで評判になったのをきっかけに社員に登用された例もあります。自分には仕事のスキルなどないと考えていた人でも、個人的な生活の中から役に立つ能力が備わっていたわけです」と柴田氏。同じことは一般的なシニアにも言えることだ。

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