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【トップ直撃】変化を愉しみ、文化を創る 柔軟に挑み続ける上野風月堂の8代目、大住佑介社長 (1/3ページ)

★上野●(=風のかんむりの中が百。以下「風」)月堂・大住佑介社長(37)

 1747年、初代が大阪から江戸へ下り開いた菓子商「大坂屋」が祖。城下町・京橋南伝馬町(現・東京都中央区)に開業した店の味は評判で元老中・松平定信公の耳に届く。公からたまわった「風月堂」が屋号の菓子店はその後、のれんわけなどで複数誕生していくが、創業家の歴史を脈々と継承するのは上野風月堂だけだ。創業271年目の今、若き8代目社長の経営理念は「変化を愉しみ文化を創る」。何を受け継ぎ何を進化させるのか。(冨安京子)

 ■271年前の創業精神を継承

 --老中、水野忠邦とも由縁があるとか

 「初代の娘が、水野忠邦公の生母です。大坂屋時代、初代大住喜右衛門の娘・恂(じゅん)は、唐津藩主・水野忠光の側室となり、後に天保の改革を推進した老中、水野忠邦を産みます。忠邦が家督を継いだ後、恂は当時の慣習に従い宿下がりとなり、2代目喜右衛門を婿として迎え、大坂屋をもり立てたそうです」

 --大坂屋のお菓子の評判は上々だった

 「2代目喜右衛門は、評判を耳にした松平定信公から、中国の詩人・蘇東坡(そとうば)の『赤壁(せきへき)ノ賦(ふ)』の一節『風清ク月白シ』から“風月堂清白”の5文字を賜ります。“風月”は、松平定信公の雅号でもあったそうで、その縁で現在の屋号『風月堂』を掲げるようになりました」

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