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【新・兜町INSIDE】過熱する『ラクスル』取引 IPO投資の「当たり年」

 31日に東証マザーズに上場予定のベンチャー企業、ラクスルは早くも取引の過熱が予想されている。今年1~4月は新規公開(IPO)銘柄の初値が急騰したケースが多い一方、5月以降の新規上場が確定しているのはラクスルしかなく、投資マネーの集中が見込まれる。

 今年はIPO投資の「当たり年」のようだ。4月までに上場した24社のうち22社で、初値が公募価格を超えた。マザーズ市場に4月20日上場した人工知能ベンチャーのHEROZ(ヒーローズ)は初値が公募価格の11倍と過去最高を記録し、市場は2匹目のドジョウを狙っている。

 ただ、投資家がIPO銘柄を渇望しているのに、この季節は例年、上場案件が少ない。今年は4月27日付でジャスダック市場に上場したエヌリンクス以降、ラクスルまで1カ月も空白があり、その後の上場予定も発表されていない。

 ラクスルはネットで注文する印刷通販サイトを展開し、安さと速さが評価されている。仮条件が15日に提示され、23日に公開価格が決まる。

 【2018年5月9日発行紙面から】

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