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【経済快説】「副業」を「複業」に変える方法 本業で稼げるうちに大きく育てる (1/2ページ)

 政府は副業を積極的に認める方向に舵を切った。厚生労働省は1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、この中で従来のモデル就業規則にあった「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」を、「原則的に副業を認めるべきだ」と改めた。

 本来、副業は個人の当然の権利だ。従来でも本業に被害のない副業を禁止されても、「判例的には」裁判を起こすと勝てると法律の専門家は言っていたのだが、会社を相手に裁判で勝っても、サラリーマンは幸せにはなれないだろう(専門家は役に立たない!)。

 「何をいまさら」という気はするものの、政府が方針を変えることで、個人が副業を行いやすくなるなら歓迎してよい。副業は、かつて転職がそうだったように、「堅い」とされる大手企業の社員にも徐々に広がっていくだろう。

 筆者の経験では、転職と中途採用は1980年代半ばくらいから徐々に広がり始めて、当初はあまり世間のイメージが良くなかったが、90年代の後半以降は、むしろ「転職できるのは、実力があるからだ」といったポジティブな評価に変化した。ありがたいことに、転職者は日陰者ではなくなった(筆者は過去に12回、転職している)。希望も込めて言うが、副業も向こう10年くらいの間に胸を張ってできるようになるだろう。

 読者もぜひ副業に取り組むことを考えるといい。筆者の場合、副業の始まりは雑誌等の原稿を書いたり(初期の数年は匿名原稿だった)、専門分野で本を書いたりだったが、自分が勤める会社以外からの仕事があり、たとえ少額であっても稼ぎがあるという状態は「気持ちのいいもの」だ。

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