記事詳細

【株式フジ】「米金利上昇」「北朝鮮」「加計学園」…市場は悪材料を織り込み済みか (1/2ページ)

 実は懸念材料はそれなりに出てきています。米国市場では米長期金利が一段と上昇し3%台に乗せています。金利の上昇はセオリー的には株価の上値を抑えるものです。また、雪解けが感じられた北朝鮮動向もやはり一筋縄ではいかないようです。北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、すでに始まっている米韓軍事演習を理由として、板門店で開催予定だった南北閣僚級会談を中止すると発表しました。

 さらに国内においても、加計学園獣医学部設置に関し、3年前に内閣府職員が愛媛県今治市に出張した際、加計学園の車を使っていたことについて、当時の出張記録に「官用車」と記されていることが、内閣府が野党側に提出した資料で明らかになりました。「米金利上昇」「北朝鮮」「加計学園」は今年1月末以降、相場を急落させる要因となったものなのです。

 ただ、足元、株式市場はかつてのように急落とはなっていません。あえて表現するならば「高値圏でのもみ合い」程度のことです。このことからは、それぞれの悪材料に対し株式市場は多くの部分を織り込んだのではないか、という見方が可能になります。

 私は時折登壇する講演会(5月19日・名古屋、6月2日・大阪)でも「その材料を相場が織り込んだのかどうかをまず見極めましょう」と訴えています。事柄そのものに変化はなくとも、相場がそれに反応しなくなれば事実上、悪材料とはいえなくなり、アク抜けとなって買い直されるかもしれないのです。世間一般の反応よりも早く株式市場は反応します。

zakzakの最新情報を受け取ろう