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【住まいの処方銭】リフォーム負担ゼロで空き家を賃貸に 一定期間の借り上げで支払い (1/2ページ)

★増える空き家活用(3)

 空き家を貸したいけれど、リフォーム費用が捻出できない…。ここで、当初の自己負担ゼロでリフォームしてもらい、一定期間、借り上げてもらう仕組みが広がっている。最近、首都圏の鉄道各社も空き家対策として、手がけるところが増えた。

 京急沿線で事業を展開する京急グループは、「カリアゲ 京急沿線」を2017年4月から実施している。工事中2件を含めて4件の実績がある。完成物件はいずれも戸建てで、うち1件は入居者募集中。住宅以外の店舗や倉庫などもOK。6年間の契約期間中は、賃料の10%が支払われる。この「カリアゲ」を他社に先駆けて実施し、東京23区と横浜エリアで43件(自社独自)の実績がある設計・施工会社「ルーヴィス」(横浜市)などと連携する。

 相鉄不動産販売などが行うのは「相鉄の空き家バンク&リース」。16年3月から実施し、戸建て2件、マンション1件の実績がある。7年間の定期借家契約方式で、当初の3年分(基本)の賃料をリフォーム費用にあてる。4年目以降は賃料の7割がオーナーの収入になる。

 小田急電鉄も16年10月から沿線を中心に「小田急の『安心』サブリース」を実施。住宅のみが対象で件数は非公表だが、「1LDKなどのマンションが多く、ほぼ100%入居している」(同社広報部)。賃貸では珍しい無垢(むく)フローリングなどを用いるのが特徴で、自然素材リフォームで実績のあるリフォーム会社「ハプティック」(東京都渋谷区)と提携。賃料保証は5年間だ。この間は、毎月オーナーに支払われる賃料から、かかった工事費を均等割りし、引いた分を受け取れる。

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