記事詳細

【介護離職に備えよ】家族葬は一般葬より高くつく? 費用抑えられると思い込んでいる人多いが… (1/2ページ)

 「終活」という言葉をあちこちで見聞きする。筆者は先日、神奈川県から東京都の西部に広く葬祭ホールを展開している会社の“葬祭ディレクター”の話を聞いて、大いに考えさせられた。

 最近は葬儀の簡素化が進み、家族葬が増えている。その葬祭ホールでも「限られた葬儀の参列者に、より丁寧なおもてなしをしたい」と考える喪主や家族のために、さまざまな工夫をしているという。

 中でも最大の特徴が、自社厨房(ちゅうぼう)を持っていることだと言う。なんと、同社が運営するホールのうち2ホールにはライブキッチンまであるという。会葬客の目の前で寿司を握ったり、天ぷらを揚げたりするというのだ。

 取材した日は、配膳スタッフの研修が行われていた。料理長が料理について直接説明をし、配膳する際の注意点などを伝えていた。その後、料理を試食し、素材まで確認するパートの女性配膳スタッフの熱気には圧倒された。

 あるスタッフは「試食しておかないと、お客さまに良いサービスはできませんから」と語ってくれた。少しでも良いサービスを提供しようとする姿勢がパート社員にも浸透していることに感動すら覚えた。

 さらにもうひとつ、前出の葬祭ディレクターの話から、家族葬についての誤解も判明した。家族葬なら費用が抑えられると思い込んでいる人が多いが、読経や祭壇などは一般葬と変わらない。会葬客が少ない分、持ち出しが多くなるので、逆に一般葬よりも高くつくこともあるのだという。

zakzakの最新情報を受け取ろう