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【榊淳司 マンション業界の秘密】「うそつき」だとみられがちだが…「正直な不動産屋」はやっていける? (1/2ページ)

 一般的なイメージとして、不動産業者は「うそつき」だとみられがちだ。私はもう30年以上、不動産業者と呼ばれる人を身近に見てきた。経験上、申し上げれば、「うそつき」な人もいれば、そうでない人もいる。私が接してきた人々はおおむねうそつきではなかった。

 しかし、現実として「うそをつく」不動産業者はたくさんいる。これを読んでいる人の中にも、過去に「不動産屋にだまされた」という記憶を持っている人は多いと思う。

 実のところ、不動産取引においてうそをつくと、違法になることがほとんどだ。だから、多くの業者は違法になるほどのうそはつかない。まぁ、中にはアウトなうそをついているケースも多々あるのだが。

 うそをつくというよりも、伝えなければいけない情報を伝えないというケースが多い。中古マンションの場合だったら、過去にその住戸で「人が不自然に死んだ」ということを購入希望者に言わなかったりする。この場合、人が死んだ後に、関係ない誰かが1回住んだら、「もうそれで伝えなくてもいい」という不動産業者的なルールが存在する。これはあまり納得できない。

 良心的な業者もいる。「もしそれを知っていれば買わなかったであろう」というようなことは、必ず伝えるべきだという考えを実践しているところだ。

 今、小学館が発行している「ビックコミック」という漫画雑誌に「正直不動産」というシリーズが連載されている。ちょっとした異次元的な出来事から、一切うそをつけなくなった不動産営業マンのお話である。これが結構面白い。

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