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【AI時代の発想術】目標を決めている若者ほどAI使いこなす 6学科300人への検証で判明 (1/2ページ)

 私が講義している大学2校(情報学科、経済学科、環境学科)と専門学校1校(スポーツ学科、漫画学科、IT学科)の計6講義を受講している18歳から20歳までの学生(約300人)に、クラウドツールとAI(人工知能)系アプリを使わせてみた。すると、若ければ若いほど、そして自分の目標を決めている若者ほど、AIを使いこなすことがわかった。その過程と結果を紹介しよう。

 まず、Googleカレンダーの2020年7月24日(東京五輪開催日)に「自分のなりたい夢」を入力させた。スポーツ、漫画、環境学科の学生は、自分がやりたいことがはっきりしているので即座に自分の夢を書き込んだ。だが、その他の学科の学生はなかなか書けなかった。AIは主人(=ユーザー)が明確な目標を指示しないと役に立たない。

 さらに、開会式の1年前の19年7月24日に、「あと1年で何をすれば夢が実現するか」を記入させ、その1年前の18年7月24日には「夢の実現のために何から始めるべきか」を記入させた。

 これについては、試合に向けた練習に慣れているスポーツ学科の学生が目標までのフローを見事に書き上げた。また、漫画学科の学生は夢へのステップを漫画に描いた。

 次に、友達とSNSでコラボしながら自分の目標と準備内容を修正させた。このクラウド共有は全員ができた。スポーツ、漫画、環境学科の順に建設的な案をコラボできたが、他の学生はアイデアが乏しく、夢実現に向けての創意工夫もみられなかった。これは、AIから返ってきた情報をさらにブラッシュアップする能力が低いことを意味する。

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