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【トップ直撃】“大地”に根を張る有機野菜宅配 オイシックスドット大地・藤田和芳会長「日本のオーガニック系商品、世界的には安い」 (1/3ページ)

★オイシックスドット大地・藤田和芳会長(71)

 約40年にわたり有機野菜の販売を手がけ、宅配事業を黎明期から開拓してきた。米アマゾン・ドット・コムなど外資の参入で国内市場の激変が予想されるなか、これまで切磋琢磨(せっさたくま)してきた国内大手3社は経営統合を決断。市場に根を張ることで「ビジネスの手法を通じて社会的な問題を解決する」という理念の実現へ歩みを進める。 (中田達也)

 --朝食の内容をツイッターで発信しているそうですね。きょうはごはんとサラダ、カレイの一夜干し、大根のしょうゆ漬け、カブのぬか漬けですか

 「朝ご飯はしっかり食べています。きょうは埼玉の吉田さんが作ったほうれん草、みそ汁のじゃがいもは北海道の金井さんが作ったものだね、と会話しながら食べて、朝の通勤電車の中でツイッターで発信しています。農家の方が喜んでくれるんですよ」

 --オイシックスと大地を守る会が統合し、今度はらでぃっしゅぼーやも子会社になりました。再編の背景は

 「3社はオーガニック系の株式会社として切磋琢磨してきましたが、いずれも日本の農業をどう支えていくかなど社会性を帯びた考え方で経営していて、それなりの親近感がありました」

 --統合の効果は

 「3つのブランドは基本的には継続しますが、配送や物流センター、生産基準が似た商品についてはメリットが期待できます」

 --顧客のすみ分けは可能ですか

 「オイシックスは30~40代の若いお母さんが中心、大地を守る会は50代ぐらいの少し年齢層が高い人が多いですね。らでぃっしゅぼーやは実感でいうと大地とオイシックスの間ぐらいでしょうか。オイシックスはネット系技術を持っていて、大地を守る会は全国の生産者のネットワークが強いのが特徴です」

 --経営環境は大きく変わっているようですね

 「アマゾンやフランスのビオセボンなどが参入してきています。オーガニック系の市場というのは世界的に成長していて、米国では3兆6000億円、ドイツで1兆1000億円、フランスで7000億円ぐらいの規模です。日本は農水省の発表で1400億円ぐらいで、伸びしろのある市場であることも、外資が参入してきた大きな理由ではないでしょうか。そういう環境でも国産オーガニック系3社が力を合わせれば十分存在感を発揮できて、業界を拡大することも可能になってくると思います」

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