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【シニアライフよろず相談室】「誰が相続するのか」空き家売却の問題 家族の話し合いが大事 (1/2ページ)

★不動産(2)

 先週に引き続き、「空き家」のテーマの中で、今回は「売却」に関するお話をさせていただきます。

 人口減少や地価下落などで賃貸物件や個人住宅の空き家・空き室が増加しています。空き家には、さまざまな問題があります。老朽化した建物が犯罪や迷惑行為を引き起こす可能性や火災の危険性、近隣環境を悪化させることのほか、空き家という遊休空間が活用されていないという機会損失も地域経済にとっては大きな問題です。

 空き家の取得原因の1番は「相続」と言われております。空き家の売却に関する問題は「誰が相続するのか?」につきると言えます。不動産売却の際には、「所有者」が確定できないと売却ができません。最近では「所有者不明土地」、つまり、誰が所有者かわからない物件が増加している問題も空き家問題を難しくしています。空き家になる前に、「生前に不動産を売却するのか?」、あるいは「相続後、売却するのか?」など、家族の話し合いが非常に大事です。

 当社で実際にあった事例をお話しします。登場人物は母(現在、介護施設に入所)、長男、長女(いずれも相続人)の3人。物件は母親の自宅(現在、空き家)で、母親が施設に入所した後、その維持管理は長男が行っていました。月に2回ほど訪問していましたが、長男の家は遠方のため、管理が非常に困難になってきました。そこで、今後の運用(維持管理・賃貸・売却)に関し、当社に相談に来られました。

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