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【こんな時代のヒット力】“卒業”した大人たちに大ヒット「カラダカルピス」 乳酸菌を吸収しやすく破砕、体脂肪減らす (1/2ページ)

 暑い夏の盛り、氷を浮かべ、一気に飲んだあの甘さと冷たさ。カルピスと聞けば、30代以上はそんな子供の頃の思い出が蘇るのではないだろうか。

 「そういえば、最近飲まなくなったなぁ」と出てきた腹を気にし、甘いものを避けてきた中高年のために2017年4月、“体脂肪を減らす”とうたう機能性表示食品「カラダカルピス」が発売された。発売8カ月で198万ケース(1ケースは24本)と好調。飲料は1年で100万ケース売れればヒットといわれるなか、まさに大ヒットだ。

 アサヒ飲料が「体脂肪を減らす乳酸菌」の研究を始めたのは、メタボリックシンドロームが社会問題として注目された2000年ごろ。膨大な微生物ライブラリーから一つ一つ検査。乳酸菌「ラクトバチルス アミロボラスCP1563株」が体脂肪燃焼を促す効果が最も高いことを発見した。

 しかし、効果の安定性に課題があった。試行錯誤を繰り返し、乳酸菌を丸ごと破砕することで乳酸菌の成分を吸収しやすくする新技術を開発。体脂肪ケアには食事中に取り脂肪吸収を抑制するタイプと、ついた脂肪を減らすタイプがある。「カラダカルピス」は後者になる。

 15年、機能性表示制度が始まり、「このタイミングなら商品化できる」(マーケティング本部マーケティング二部乳性グループ、佐々木健氏)と発売が決まった。