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【トップ直撃】『年商10億円目標』達成、20億も夢じゃない! しちだ・教育研究所の七田厚社長「世界の子供たちに七田式を広げたい」 (3/3ページ)

 【挫折感をバネに】

 その数学だが、得意にさせたのは中学生のときの挫折感。特殊算などの難題まで学んで臨んだ有名中学受験。結果は不合格だった。小さい頃から算数が得意と自負していただけにプライドはズタズタ。「落ち込む私に公文式のプリントを差し出しながら父は毎日、『人の2倍の勉強を』と言いました。『今は遅れていても、いずれ学年を先取りできるから』と」

 それは数への興味を失わせないための父の一計でもあった。

 2年後、「人の4倍勉強し高校数学まで進みました」。そしてその年の中2の公文式・全国進度では上位者ベスト10にランクイン。「あの経験は子供の勉強意欲を引き出す方法として、教室運営に役立てています」

 【学ぶことの面白さ】

 七田家では食事中、常に英会話のテープが流れていた。「意味は分からなくても、言葉のリズム感やトーンを幼心から“呼吸”していたと思います」

 今、幼児教育に俳句や百人一首などの暗唱を加えている。「意味は分からなくても脳は確実に反応している。長じてそれらの意味が分かったとき、学ぶ楽しさは倍増するでしょうから」

 【会社メモ】児童教育施設などを運営。本社・島根県江津市。1958年、創業者の七田眞氏が同市で「児童教育研究所」を開設し、右脳の力を引き出す幼児教育「七田式教育」の開発を始める。76年、実践教室を設置。78年、「七田児童教育研究所」(現「しちだ・教育研究所」)を設立。87年、次男・厚氏が取締役社長に。2000年から海外展開開始。資本金2000万円。従業員81人。年商10億2500万円(2017年9月期)。

 ■七田厚(しちだ・こう) 1963年1月30日、島根県生まれ。55歳。東京理科大学理学部数学科卒。創業者、七田眞氏の次男。87年から現職。『七田式 頭が鋭くなる大人の算数ドリル』『「子どもの力」を100%引き出せる親の習慣』など著書多数。

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