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「西友」売却先はどこ? 台風の目は楽天、ライバル視するアマゾンに対抗 (1/2ページ)

 米流通大手ウォルマートが、傘下の国内スーパー大手、西友を売却する方針を固めたことで、売却先が注目されている。他の流通大手や総合商社、投資ファンドなどが取り沙汰されるなか、「台風の目」となるのがインターネット通販大手の楽天だ。ライバル視する米アマゾンもスーパーを買収しており、ネットと実店舗の「二刀流」に挑む可能性が指摘されているのだ。

 西友は2013年に死去した堤清二氏が率いたセゾングループの中核企業で、良品計画やファミリーマートなど優良企業の母体となった。バブル崩壊で巨額債務を抱えたセゾンは、西友に対する住友商事の資本参加を受け入れ、02年にウォルマートと資本提携。05年に子会社となり、ウォルマート日本進出の足場となった。

 特売に頼らないウォルマート流の毎日価格が安い「エブリデーロープライス」を掲げたが、ウォルマートの世界的な事業再編の一環として売却する方針となった。

 売却先としては既存の流通関連企業やファンドが候補とされるが、スーパー事業全般が厳しい環境にあるなか、ネットに強い企業との連携なしでは将来的な展望が厳しいのも実情だ。そこで楽天の名前が浮上している。

 ネット企業では、アマゾンが昨年、米高級自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」を買収。レジが無人コンビニも出店するなど、実店舗路線に注力している。

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