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【こんな時代のヒット力】糖質50%オフでも“こってり濃厚”でヒット 明星食品「明星 低糖質麺 はじめ屋」 (1/2ページ)

 2015年に誕生、発売4年目を迎える明星食品(東京都渋谷区)の糖質offカップめん「低糖質麺 はじめ屋」シリーズが好調だ。18年5月にはリニューアルし、「明星 低糖質麺 はじめ屋 こってり豚骨味」を新発売。売り上げは加速している。

 定番の「チャルメラ」や、焼そばの「一平ちゃん」で知られる同社が、健康をキーワードにした即席めんの開発に着手したのは14年7月。その理由についてマーケティング部の菅野洋樹氏は「カップめんは次のコアを描かなければならない」とし、「消費者の高齢化が進むなか、健康志向は拡大する市場。出ていかないわけにはいかない」と言う。

 他社が減塩、低カロリー、ノンオイルなどを打ち出す中、同社は低糖質(ローカーボ)をコンセプトにする。「低糖質ダイエットブームの兆しがあり、それに着目した」(菅野氏)

 しかし、開発は困難を極めた。ローカーボとは「麺の基本である小麦粉を減らすこと」だ。小麦粉を減らして他の食材に置き換えることは、味や食感に影響を与える。試作に次ぐ試作を重ね、小麦粉と他の食材をブレンドしながら同じ味、コシ、ツルミを確かめた。

 さらに「通常ではやらない作業を加えたり、工程を変えたりと工夫を重ねた」。最終的には一杯の満足感も確認した。「こってり濃厚な味わい」そのまま、糖質を一般的なノンフライカップめんに比べて50%以上オフにするまで約1年かかった。

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