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【トップ直撃】サプリの『正直品質。』 ファンケル・島田和幸社長「売らない勇気を持ち、お客さまが必要なものだけを提供」 (1/3ページ)

★ファンケル・島田和幸社長(62)

 「正直品質。」を掲げ、無添加化粧品やサプリメントの研究開発から製造、販売まで一貫して手がける。「ALL-FANCL,ONE-FANCL(オール・ファンケル、ワン・ファンケル)」を掲げ組織を率いる社長は、ダイエーの中内功氏、ファンケルの池森賢二氏という2人のカリスマ創業者のもとで経営を学んできた。(中田達也)

 --西日本豪雨では出身地の広島も被害に見舞われました

 「19歳まで実家にいましたが、聞いたことがない大雨でした。会社と創業者の池森(賢二会長)、従業員の基金からの義援金のほか、栄養士の方を通じて避難所にマルチビタミン&ミネラルなどサプリメントを拠出しました」

 --「体重・体脂肪を減らす」機能性表示食品の「内脂サポート」が売れているそうですね

 「俳優の佐藤二朗さんをCMに起用して、分かりやすい商品ということもあり評判をいただいています。昨年発売しましたが、売り上げ計画を大幅に上方修正することになると思います。『カロリミット』『えんきん』に続くスター商品作りが課題でしたが、今年はこれでいけると思います」

 --内脂サポートには、ビフィズス菌が含まれているとか

 「生きたビフィズス菌を腸まで届けることが大事です。体内で効率よく吸収させるため、原料やカプセルを胃酸に耐える加工にしています」

 --技術力がものをいうと

 「うちは研究開発型企業で、200人ぐらい研究員がいます。会長の池森が2013年に経営復帰してすぐに『研究員を増員しろ』と。これからの勝負は研究開発力だという考えでした。赤字部門や事業の閉鎖はしましたが、直営店舗のスタッフのベースアップやサプリメントの生産設備増強も行いました」

 --売上高が過去最高を記録しました

 「15年からの中期経営計画では、広告費の先行投資をやらないと再成長はないという考えで取り組み、利益も出るようになりました。18年からの3カ年計画『実行2020』では安定的な成長軌道に乗せて、着実に目標をクリアしたいと思います。自分たちで研究開発して製造し、自分たちで売っているので、作ったものをしっかり育てていくということを全社一気通貫でやっていきたいと考えています」

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