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【住まいの処方銭】家族で「防災の日」制定 水や電気の使えない生活で訓練を (1/2ページ)

★災害対策(4)

 地震などでは、水や電気などのライフラインが止まってしまう。そんなとき、どうするか。

 特定非営利活動法人・日本防災士会(東京都千代田区)の正谷絵美さんは「普段から月1回、家族で防災の日をつくり訓練したい」とアドバイスする。水や電気が使えない生活をするのだ。食事はレトルトやインスタントで済ませる。

 「地震などの災害では一瞬にして、日常から非日常に突き落とされる。好みの食事ができればストレスは少しでも減らせるはず」(正谷さん)。普段から食べ慣れておき、各自の好みの食品を余分に買っておこう。当日は食事の支度をしない楽な日と考える。

 室内のいろいろなものが、被災時には役立つことも試しておきたい。例えば、食品を保存するラップ。正谷さんは「箸に巻いたり、皿にかぶせたりすると洗わずに済む」と話す。

 ラップは傷の手当てにも利用できる。まず、傷をペットボトルのきれいな水やお茶でよく洗い流す。拭いたら、少し傷より大きめサイズに切ったラップをかぶせる。安定させるために絆創膏などで留め、なければ巻く。湿潤療法という治療だ。乾燥させないことが重要。1日1回、洗って貼り換えたい。

 大きなゴミ袋も役立つ。「新聞紙や雑誌を細かくちぎって中に入れれば、クッションになる。おなかに巻けば保温材として利用できる」(正谷さん)。そのためにも正谷さんは「新聞や雑誌は一度に全部捨ててしまわないようにしたい」と助言する。

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