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【定年後の居場所】釧路は“日本一涼しい町”で勝負 定年後に大切「ありのままの自分が役立つ場所を探す」 (1/2ページ)

 今年の猛暑には、ウンザリしている人も多いだろう。

 この7月に新聞社主催の講演会で北海道・釧路に飛んだ。講演テーマは、「定年後の生き方、中高年社員の働き方」。参加者が真剣に耳を傾けてくれたので気持ちよく話すことができた。

 講演したのは7月23日。ちょうど埼玉県熊谷市で、日本の観測史上最高となる気温41・1度に到達した日だ。前日に羽田空港を出発するときには35度を超えていたが、釧路空港に到着した時は22度。日本は広いと改めて思った。

 釧路は初めてだったので、丹頂鶴自然公園や釧路湿原の展望台にも足を運んだ。自然の豊かさを感じるとともに連日の猛暑を逃れた心地良さがあった。夕刻には釧路の市街地を歩き回ったが、半袖だと体が冷えるくらいの感覚だった。

 その後、関西の自宅に戻ってたまたまテレビを見ていると、ニュース番組で「猛暑が変えた“日本一涼しい町”釧路」というテーマで特集が組まれていた。2日前に行ってきたばかりだったので関心をもってテレビ画面を見た。

 釧路市は夏の間も海から冷たい風が吹くため、明治43年以降、気温が30度以上の真夏日となったのは年間わずか10日しかないという。そのため“日本で一番涼しい町”として知られているそうだ。夏の間は釧路市に滞在する人が最近は急増しているとグラフを示しながらアナウンサーが説明していた。釧路市で運動部の合宿を行う団体も増えているという。そういえば、私が宿泊していたホテルのエレベーターで実業団の陸上競技の選手を数人見かけた。

 釧路での講演会では、定年準備の行動ポイントとして「自分をどこに持っていくかが大事」という話をした。定年になると、自分を変えようとする人もいるが、ありのままの自分をどこに持っていけばよいのかを検討する方がうまくいくというのが、取材をしてきた実感だ。

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