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【介護離職に備えよ】高齢者の熱中症対策に役立つ身近なアイテム 「見守り機能」あるエアコンも (1/2ページ)

 今年の夏は本当に暑い。各地で連日35度を超え、埼玉県熊谷市では観測史上最高気温を更新した。

 まさに、気象庁が発表した「災害レベル」の暑さだ。熱中症で救急搬送される人も、7月半ばにすでに昨年の2倍に達したという。

 これに伴い、気象庁やマスコミは「こまめな水分補給や塩分摂取、冷房の利用」を呼びかけている。だが、高齢の親世代がどれだけ“自分ごと”としてとらえているか、心もとなく感じている人も少なくないだろう。

 高齢者の居室内にクーラーがなかったり、あってもスイッチを入れていなかったりして熱中症で死亡したというニュースも連日報道されている。かくいう筆者の母親も、「電気代がかかるから」と猛暑の中で扇風機だけで過ごしていたのを偶然発見したことがある。「常時クーラーをかけていないと熱中症になる」と丁寧に説明し、やっと理解してもらった。

 実際、家族が口を酸っぱくして「冷房をつけて」と言っても、なかなか聞いてくれないという話をよく聞く。ただ、これは高齢者の体の特徴が原因のひとつであることを知っておきたい。

 高齢者は皮膚センサーが鈍くなっているため、暑さや寒さを感じにくいのだ。そのため、エアコンの温度調節や衣服の着脱が遅れることになる。その対策として有効なのが、高齢の親の部屋に温度計を置くことだ。それも、数字が大きくて見やすく、機能はできるだけシンプルなものがよい。そして、室温が28度、湿度が70%を超えたら冷房をつけるように注意喚起してほしい。

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