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【こんな時代のヒット力】初の男性向け“前髪おろし”に着目 花王「リーゼ フォーメン」 (1/2ページ)

 昨年10月に発売された花王(東京都中央区)の「リーゼ フォーメン ウォータリーホイップ」が好調だ。近年トレンドとなっている自然なヘアスタイルが簡単につくれる“水感(みずかん)ホイップタイプ”のヘアスタイリング剤である。

 「リーゼ」といえば、1980年に発売された女性用ヘアスタイリング剤の売り上げナンバーワンブランド。自然なヘアスタイルに定評のあるロングセラーだ。そして「リーゼ フォーメン」は、初めての男性向けシリーズである。

 近年、ボディーケア、フェースケアが牽引(けんいん)し、メンズコスメ市場の成長が著しい。ところが、育毛剤・スタイリング剤は落ち込んでいた。

 理由は、「2005年頃にワックスが広がったのを最後に、新たなヒットがないため」(コンシューマープロダクツ事業部門ヘアケア事業部、小林達郎氏)。当時、サッカーのイングランド代表、デビッド・ベッカムのソフトモヒカンなど、ワックスで髪のトップを立てたスタイルがはやっていた。だが、現在の主流は前髪を下ろした自然なスタイル。そこで小林氏らはここに伸びる余地があると着目した。

 同社は定期的にヘアスタイルの街頭観察を行っている。東京・銀座、大阪・梅田で丸1日、行き交う人の髪形をチェックする。その結果も、前髪を下ろしたスタイルが中心。さらにインタビューを行うと、「自然なスタイルを作るのに時間と手間をかけ、苦労していることもわかった」。

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