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【住まいの処方銭】災害時、「透かしブロック」に注意! 国交省「ブロック塀の点検のチェックポイント」インターネット公開

★災害対策(6)

 大阪北部地震ではブロック塀が倒壊し、児童が犠牲になった。これまでも地震のたびに同様のことが起きていることから、国土交通省は指定した道路に面して設置されたブロック塀の持ち主に対し、耐震診断を義務化する検討を始めた。

 だが、自宅にブロック塀があるなら、すぐ安全を確認したい。他人に危害を加えるだけでなく、揺れが来たときそばにいれば自分が命を落とすかもしれない。塀が倒れて道をふさげば、救急車や物資の運搬が滞る。多数に影響が及ぶ。

 日本エクステリア建設業協会(東京都台東区)の安光洋一専務理事は「今回の地震では違法建築物が原因だったが、きちんと施工されていても築15年~20年ほどになれば、雨水が内部に入って壊れやすくなっている危険性がある」と話す。同協会は、ブロック塀の危険箇所の調査を行う「ブロック塀診断士」などの資格を制定し、安全のための普及活動を行っている。

 安光さんによると、透かしブロックを多く用いた塀は、内部に鉄筋が入っていないことがあり、危険という。さらに、ブロック塀だけでなく、薄い緑色の大谷石なども積み上げただけのものが多く、危ないという。

 国土交通省でも今回の死亡事故を重視し、「ブロック塀の点検のチェックポイント」をインターネットで公開している。「国土交通省、ブロック塀、チェックポイント」と検索したい。

 同建設業協会でも、「ブロック塀安全点検表」を作成している。これらをもとに、自分で確認してみよう。

 隣地との間にブロック塀がある構造では、別の問題が生じる場合もある。安光さんは「昔は塀を共有していたことがあるが、代替わりで修理をめぐってもめることがある。壊すにも費用がかかるので、誰のものか早めに確認したい」とアドバイスしている。(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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