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子供におカネの本質を…現役経済記者が書き下ろした学べる青春小説 『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密』高井浩章著 

 株式投資、ビットコイン、貧富の格差…現代生活はおカネと切っても切れない。おカネの話をわが子に語り聞かせるように、現役経済記者が書き下ろした学べる青春小説だ。

 中学2年の男子・サッチョウさんと女子・ビャッコさんは「そろばん勘定クラブ」という課外授業を受け始める。顧問はカイシュウさんという大男。サッチョウさんの親は消防士。ビャッコさんの親はパチンコや高利貸、不動産収入で財を成した大富豪。二人は授業を通じておカネについて学んでいく。

 やがて、ビャッコさんが、他人の弱みにつけ込んで稼いでいるような父親の家業に負い目を感じていることが明らかになる。他人を助けるサッチョウさんの親の職業がうらやましいとも。だが、職業にいい悪いはあるのか? 課外授業によって、ビャッコさんは父親との対立を乗り超え成長していくのだった。

 子供がおカネの本質を知るのに最適なガイドブックだ。 インプレス・1600円+税