記事詳細

【トップ直撃】「はじめの一歩」支えます! 将棋ソフト「ポナンザ」や「メルカリ」を動かすサーバー事業 さくらインターネット・田中邦裕社長 (2/3ページ)

 --業界間の競争に勝ち抜くには

 「われわれは個人事業主や小さな企業さんにも月数百円から使っていただけるサービスを提供しています。そうした小さな企業が成長して大きくなると、たくさん使っていただけるようになり、長くお付き合いしていただけます」

 --たとえばどのような企業が

 「メルカリさんですね。ほかにも名だたるサービスやアプリにも最初の1台目のサーバーを借りていただいています。日本のベンチャーを支えさせていただくという思いもありますね」

 --今後の事業展開は

 「会社が大きくなってきたことで、政府規模の仕事もできるようになってきました。国のITシステムの性能をいかに引き上げ、シンプルに運用できるかにわれわれも寄与したいと考えています。具体的には宇宙の衛星を活用したプラットフォーム作りを経済産業省さんから受託することになりました。たくさんある宇宙の情報と、われわれがIoTで集めたデータを掛け合わせることで、すごく正確な防災情報を作ることができるかもしれません」

 --社員の働き方について

 「うちの場合は平均の残業時間は月に8時間弱で、残業しなくてすむ文化になってきています。次の課題は有給で、2日以上続けて有給を獲ると1日当たり5000円は出る仕組みにしています。働き方を変えたくてうちに転職する人も多いですね。外注に出すことがほとんどないのでサーバーに関わるビジネスをほぼ全てできることもありますし。給料もここ3年で18%ぐらい上げています」

 ■秋葉原のネット体験コーナーで人生変わった

 【コンピューター】「小学校のときにPC6001というNECのパソコンを親が中古をもらってきたのが最初でした。ゲームを作ったりしていましたね。高専に進んだのは、テレビでロボットコンテストを見てこれに出たいなと思ったことがきっかけです」

 【インターネット】「最初は学校の中でだけ見られるホームページを作ろうと思い、自分でサーバーを作ったら友達がおもしろがって使ってくれて。自分はサーバーを管理しているだけなのにコンテンツが増えてこんなに楽しいのかと」

 「1996年初頭に、学校がインターネットにつながり、一気に外の人とのネットワークが広がりました。人気だったのは技術情報と『新世紀エヴァンゲリオン』などアニメの情報でした。ロボコンの全国大会があったときに秋葉原の電気街にあるインターネット体験コーナーで、自分が作ったホームページを見ることができました。文化を変えるものだと体感したのは、人生で一番かもしれない衝撃でした」

関連ニュース