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【図解で分かる「決算書」の仕組み】コンサル需要が急増中の“コストカッター” 「プロレド・パートナーズ」

 本日は、経営コンサルティングのプロレド・パートナーズをピックアップする。今年7月に上場したばかりの同社であるが、その実態を2018年4月中間期(17年11月~18年4月)の決算書から読み解いてみよう。

 まず、貸借対照表=〔1〕=を見てみよう。資産規模は小さいもの、資産に対する純資産の割合は60%以上あり、安全性についての懸念は全くない。

 次に、損益計算書=〔2〕=を見てみよう。営業利益率48・1%、純利益率31・5%と、収益力はかなり高い。前期と比べると、売り上げ、利益ともにかなり伸びている。同社の主要なサービスは、光熱費、通信費、印刷費、広告宣伝費など、企業が負担している様々なコストを削減するコンサルティングである。同社の特徴は、固定報酬ではなく成果報酬という点にある。

 成果が出なければ無報酬というリスクはあるものの、顧客企業にとっては依頼するハードルが低く、契約数が伸びているのだろう。

 最後に、キャッシュ・フロー計算書=〔3〕=を見てみよう。本業でのキャッシュの稼ぎを示す営業C/Fが順調に伸び、キャッシュの面でも特段の問題はなさそうである。

 どの企業も、無駄なコストを圧縮して、収益力を向上したいというニーズはあるだろう。とはいえ、どうやって削減すればいいのか分からないのが実情かと思われる。そのような中、同社のサービスは多くの企業に求められると考えられる。

 ■川口宏之(かわぐち・ひろゆき) 公認会計士、早稲田大大学院非常勤講師。1975年、栃木県出身。専修大経営学部卒。図を多用した会計に関するセミナーは会計の素人にも分かりやすいと評判。著書に『決算書を読む技術』(かんき出版)。

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