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【介護離職に備えよ】介護に対する親と自分のこれから 映画「毎日がアルツハイマー」から学ぶ  (1/3ページ)

 筆者の友人が先日、映画「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル~最期に死ぬ時。」を見たという。関口祐加監督が、認知症の母ひろこさんの介護生活を撮ったドキュメンタリー「毎日がアルツハイマー」、同「2」に続く最終章で、同シリーズは認知症の親との生活がどんなものかを包み隠さず映し出しているという。

 認知症の症状は、以前に比べれば一般にもかなり知られてきている。しかし、いざ自分の親がそうなると、頭で理解していても、教科書通りに冷静に対処できることはまずないだろう。

 その点、介護生活を5年も経験した関口氏は、突然怒り出す、興奮する、大声を上げるなど、子供にとっては戸惑ってしまう認知症の親への対処が、すっかりベテランの領域なのだという。

 とはいえ、介護する側も確実に年をとる。最終章では、関口氏が自らの体の衰えを明かす。冒頭から股関節の手術の様子が映し出されるらしい。

 母親のひろこさんが突然怒り出したのも、関口氏が手術のため、「しばらくショートステイをしてほしい」と言ったことがきっかけだったそうだ。「なぜ、自分の家にいられないのか」と怒るひろこさんに対し、関口氏はその場から移動して、ひろこさんの気をそらしたという。それは、直近の出来事を忘れてしまう認知症の人には効果的な対処法なのだ。

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