記事詳細

【AI時代の発想術】見本市「シーグラフ」で痛感…VRの現実化と技術者不足 (1/2ページ)

 カナダ・バンクーバーで先月開かれたコンピューターグラフィックスの見本市「シーグラフ」を見学してきた。VR(仮想現実)はもはや“現実化”している、というのが率直な感想だ。

 最近のバンクーバーは米国からの才能の移住により、第2のシリコンバレーとか第2のハリウッドと言われている。それを裏付けるように、最先端のVR再生機器や制作ツールが多数展示されていた。

 会場の正面にはグーグルが陣取っていた。そこでは普及型のヘッドマウントディスプレーとハンディー型の操作バーでYouTubeにアップされているVRコンテンツを再生するデモンストレーションが行われていた=写真〔1〕。グーグルは誰もが自宅で簡単にVRを楽しめる環境作りを目指しているという。

 興味をひかれたのはエンジニア向けのVR。ここでは設計した車の中身を立体的に検証することができるVR技術が公開されていた。車の外見をチェックできるだけでなく、徐々に近づいてボンネット内を投影。エンジン内部を立体的に検証したり、コンソールパネルや車内などにも自分がいるかのようにリアルな立体物として見ることができる。

 これは建築物や人の体内にも応用できそうだ。自分の体の中を各種センサーを使って3D化・VR化できれば、健康状態を自分でチェックすることが可能になる。

関連ニュース