記事詳細

【売れないモノを売る極意】世界の「SAKE」ブームに危険な影… 「そういえば日本にもSAKEがあったね」なんて時代も!? (1/2ページ)

 数年前から莫大なビッグデータを集めていると話題のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)。最近その凄さを身近に感じるようになりました。

 アマゾンで検索した商品がたちまちフェイスブックのタイムラインに広告表示されたり、グーグルで検索すると「このニュースは必要ですか」と逆に聞かれたりして、見えないところで時代が大きく動いていることを感じます。

 しかし「見えないものは信じない」のが日本人。なんとなく受け流して脅威を感じていない節があります。特に長年、職人技で勝負してきた伝統産業は、GAFAがその価値を根本から変えようとしていることに気づいた方がいいかもしれません。

 たとえば日本酒。数年前、和食が世界遺産に登録されたことを機に美味しさが注目されて、いま世界規模で日本酒ブームが起こっています。もちろんこのブームは日本酒には追い風で、市場を世界に広げる絶好のチャンスです。

 しかしPRの視点にたつと少し危険な2つの側面が見えてきます。

 ひとつは「日本酒」の名称が世界では「SAKE」に変わっていること。日本の政治家が「日本酒」の言葉を守りすぎたことが原因のようですが、これで日本酒とSAKEは別物と認識されるようになりました。

 もうひとつは昨年からフランスのパリでKURA MASTERと銘打ったSAKEの品評会が始まっていることです。品評者は全員フランス人で今のところ出品者の大半が日本の蔵元です。受賞した蔵元は大喜びで、国内メディアも「フランスで認められた味」と絶賛しています。

関連ニュース