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【バフェットの次を行く投資術】バフェットの得た教訓「いくら優秀な経営陣でも乗り越えられない壁がある」 (1/2ページ)

 「企業再生はほとんど成功しない」という言葉は、バフェットが最大の失敗の一つに挙げている苦い経験から導かれている。

 バークシャー・ハサウェイは、今でこそバフェットが率いる世界最大の投資会社で、グーグルやアップルと並ぶ米国でも有数の企業帝国として有名だが、バフェットが50年以上前に同社への投資を始めたころには、小規模の繊維関連企業であった。

 当時、日本などの新興国に急速に追い上げられていた米国の繊維産業はかなり厳しい環境にあった。かつて日本の繊維企業がほかのアジア諸国に追い上げられて苦しんだのと同じ構図である。

 その後、日本の繊維企業は、自動車のシートなどの繊維関連製品に進出したり、ユニクロと組んでハイテク繊維製品に注力した東レなどの一部企業を除いて苦境に立たされた。下請け先として中国が先行し、現在では中国の政治リスクなどからバングラデシュなどに分散しつつあるが、いわゆる「繊維」の製造が日本に回帰するとは考えられない状況である。

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