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【バフェットの次を行く投資術】勝者がわかるまで投資をしない いずれ消えゆくIT企業 (1/2ページ)

 ITバブル華やかりしころ、バフェットはIT企業に全く投資を行わないことから「ハイテクのわからない生きた化石」などとマスコミに揶揄(やゆ)されていた。

 そんなある日、彼は某国際会議で居並ぶ経営者(IT企業やそこに投資するファンドも含む)を前にこんな話をした。「みなさん、わが国(米国)で自動車産業が勃興したときに、自動車メーカーは何社あったでしょうか?」

 そう言いながら分厚い電話帳のような資料を片手で持ち上げ「これがそのリストです」と述べた。たぶん数百社、数千社はあったのだろう。

 「さて、それでは今自動車メーカーは何社あるでしょうか?」

 もちろんGM、フォード、クライスラーの3社である。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で有名なデロリアンも消えた自動車会社の一つである。

 つまり、バフェットが言いたかったのは「いくらIT業界が今後発展したとしても、私の目の前にいる飛ぶ鳥を落とす勢いのIT起業家の皆さんはいずれ消えていくんですよ」ということである。実際、それから約20年が過ぎ、「○○ドットコム」など雨後のタケノコのように乱立したIT企業のほとんどは見かけなくなった。

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