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【オーバーロクマル世代応援企業】89歳ソロバン経理、65歳ホテル支配人…女性も活躍する「ティオスグループ」 (2/2ページ)

 その滝川さんに続くのが、ホテル支配人として日々フロントに立つ65歳の伊東美代子さん。

 「37歳からですので、勤めて28年目になりました。4年前に本館がリニューアルした際、『伊東さんがいてくれるからリニューアルする。辞めるならしないよ』と社長から言われ、続ける決心がつきました。支配人としてホテル全般に目を配っていますが、不測の事態が起きてからでは遅いので“転ばぬ先の杖”的な意識を持って取り組んでいます。若い世代にも、こうした意識を伝えようと思っています」

 2人とも「この年まで働いてこられたのは“縁”なんですね」と口をそろえるが、もちろんそれだけではない。

 「飲食事業にしても宿泊事業にしても、突発的なトラブルに見舞われることがありますが、慌てず落ち着いて対応し、お客さまに好印象を残すことが大切です。また職場内でのコミュニケーション、異なる年齢層の従業員をまとめる力も重要です。そこでは、長年の経験で身につけた“人間力”が備わっているシニアの方の存在が大きなメリットになります」と石橋氏。シニアへの期待は当人が思う以上に大きいのだ。(土金哲夫)

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