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【介護離職に備えよ】高齢者ほど小まめな歯科チェック! 親の歯科受診は子世代が先導を (1/2ページ)

 先日、口腔(こうくう)ケアの世界で著名な日本歯科大学の菊谷武教授に話を伺ってきた。今回は口腔ケアの重要性について紹介したい。

 読者の皆さんは「8020運動」をご存じだろうか。以前から話題になっているので知っている人も多いと思うが、「80歳になっても歯を20本以上保とう」という運動で、平成元(1989)年に始まったものだ。

 運動開始当初、達成率は7%程度だったが、平成17(2005)年には80歳から84歳の達成率は約21%にまで伸びた。データが公表されていないので正確にはわからないが、現在はさらに伸びているはずだ。

 その一方で、高齢者は身体機能の衰えとともに歯科を受診しなくなるという。まさに、これが現在の大きな課題らしい。

 たとえ20本の歯が残っていても、口中の清潔が保てていないと細菌が繁殖して、肺炎などを引き起こす原因にもなる。口の環境は、身体の健康にも悪影響を及ぼすことになるから厄介なのだ。

 さらに、加齢とともに歯ブラシもうまく使いこなせなくなる。自分ではちゃんと磨いているつもりでも、磨けていないということも起こる。口の感覚も低下するので、口中の違和感を抱きにくくなる。

 だからこそ、高齢者ほどこまめな歯科チェックが必要なのだ。

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