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【新・兜町INSIDE】情報開示の優良企業に妙味…狙いは新興株

 日本証券アナリスト協会は12日午後、「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業」の表彰式を開く。投資家向け情報開示(ディスクロージャー)に熱心な企業をアナリストの投票で選抜したもので、表彰企業のうち新興株は投資妙味が大きそうだ。

 表彰は今年で24回目。情報開示に対する経営陣の姿勢や社内部門の機能、法定開示事項以外の自主的な情報開示などの項目ごとにアナリストに採点してもらう。

 アサヒグループホールディングスが14回目、三菱UFJフィナンシャル・グループが7回目など受賞歴の多い企業には、誰もが知る超有名会社が多い。こうした企業は情報開示に優れているから業績が良いのか、経営に余裕があるから情報開示にも力を注げるのか、判断が難しい。

 投資家目線では新興企業に注目。マザーズに一昨年7月上場し、教育情報サイト「塾ナビ」「学校情報」を運営するイトクロは新興株で唯一、情報開示の「改善が著しい企業」に選ばれた。アナリストの評価を意識しているのは、東証1部への早期昇格への布石か。

 【2018年10月12日発行紙面から】