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NY株反発も残る懸念 「恐怖指数」は高止まり、週明けが正念場

 世界同時暴落は止まったのか。12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発した。ただ、投資家の不安心理の大きさを示す「恐怖指数(VIX)」は高水準で、二番底リスクもくすぶる。来週も中国に関連する重大イベントがめじろ押しで、週明けの東京市場や上海株の行方は予断を許さない、

 ダウの終値は前日比287・16ドル高の2万5339・99ドル。朝方、米金融大手が発表した四半期決算が軒並み好調だったことから買いが膨らみ、前日からの上げ幅が一時400ドルを超えた。

 シスコシステムズやマイクロソフト、アップルなどのハイテク株が買われたが、ダウがマイナス圏に沈む場面もあるなど、総じて相場は不安定だった。

 ただ、NY市場では、VIXが投資家の不安が強まっている節目とされる20を上回っており、市場が再び不安定化する恐れも残っている。VIXはダウが過去最大の下げ幅を記録した今年2月や、「人民元ショック」が世界的な株安を引き起こした2015年8月にも急上昇している。

 東京市場の日経平均株価は12日に反発。相場の足を引っ張っている上海総合指数も反発したが、「危険水域」とされる2600前後での低迷が続いている。

 来週は15日に提出期限となる米財務省の為替報告書で、人民元の「為替操作」が指摘されるかどうかが注目される。19日に公表される中国の7~9月期国内総生産(GDP)では、貿易戦争の影響が反映されるかが警戒されている。引き続き米中の動向が相場を左右することになりそうだ。

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