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【トップ直撃】大人も、もっと楽器を習う喜びを!  創業126年…銀座で商売するプライド 山野楽器・山野政彦社長「200年企業へ」 (1/3ページ)

★山野楽器・山野政彦社長(53)

 銀座4丁目の交差点から和光の時計塔、あんパンの木村屋總本店、そして山野楽器。東京のど真ん中のおなじみの光景だ。創業から126年、関東大震災や第二次世界大戦を乗り越え、銀座に店を構える老舗のバトンを受け継いだ4代目社長は、「200年企業」へ向けて疾走を続ける。(中田達也)

 --大人向けの音楽教室に力を入れていますね

 「音楽教室といえば、子供が通う場所という印象が強かったのですが、『これからは大人向けだ』と私が言い始め、1998年4月に東京・有楽町に大規模な大人のための教室を作ったのがきっかけです」

 --どんな生徒さんが多いですか

 「新しく始められる人もいらっしゃいますが、子供のころにピアノを習っていたり、高校時代にバンドをやっていた人も多いですね。60~70代の方も当たり前にいらっしゃいます。楽器は手先を使うので脳の活性化にもいいと思います。お嬢さまがお嫁に行って残ったピアノをお父さんが弾くということもあるようです」

 --大人になってから楽器を習う喜びは

 「私も3歳からピアノを習ったんですが、途中でやめてしまいました。大人の教室は(入門教材の)バイエルからじゃなく、この1曲が弾きたいということができるのが醍醐(だいご)味です。私もグループレッスンを受けてみましたが、男性には初めてでも音が出しやすいサックスが人気です。リコーダーが吹ける人ならサックスができますよ」

 --発表する場も

 「上達してくると披露したいという欲求が出てきます。弊社ならではの差別化として、ブルーノート東京や東京芸術劇場などの演奏の場を提供しています」

 --楽器販売も事業の柱ですね

 「特にフルートは世界一の品ぞろえを自負しています。これからもっと多くの人に知っていただきたいですね。売れ行きが伸びているのは電子ピアノです」

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