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【トップ直撃】高齢化社会の未来へ、モビリティー満タン! タジマモーターコーポレーション・田嶋伸博会長兼社長 (1/3ページ)

★タジマモーターコーポレーション・田嶋伸博会長兼社長(68)

 アジアのラリー界を代表する現役選手として、モータースポーツ界では「モンスター」の異名で知られる。「勝ちたい」「人と違うことをしたい」という精神と「モビリティー(機動性)」をこよなく愛する“レーサー社長”は、高齢化社会の未来をも「動かす」まなざしを輝かせている。 (海野慎介)

 --主力事業はなんですか

 「モータースポーツをやってきたので、自分が乗りたい車や提供したい車を設計してデザインして、開発して作って、参加して優勝したいと思っています。他の自動車メーカーが取り組まないような車を作ったり、カスタマイズをして提供しています」

 --現役のラリーの選手です

 「学生時代、大学の寮の近くは“戦車道路”と呼ばれていました。ベトナム戦争で壊れた戦車を直して完成検査をする道で、サファリラリーをする車の開発にも使用されていました。そこでタイヤ交換などのアルバイトをしていたんですが、プロのドライバーが急遽(きゅうきょ)休みになったときに乗る機会をがありました。そこでバイト先の社長から『競技に向いているんじゃないか』といわれたんです」

 --事業展開しようとした理由は

 「ドライバーを引退したらどうするかというと、なかなか難しいところがあって、先輩からは『先のことを考えたら起業した方がいい』と強く勧められました」

 --2012年から電気自動車(EV)分野にも進出しました

 「毎年1月にモンテカルロで開かれるラリーの世界選手権は、雪か氷のレースだったんですね。路面温度や雪や氷があった場所など、前年のデータを翌年のラリーの前に準備して、スパイクタイヤのピンの出方など車の仕様を決めるんです。最初の予測と競技者が走った結果をすり合わせるのですが、その年の状態が変わっていて、予測と結果が合わなくなっているんです。それが毎年続くんですよ。確実に地球が壊れていっていると思いましたね。その後、ベネッセ創業者で電気自動車普及協議会会長(現・同普及協会名誉会長)の福武總一郎さんから電気自動車を作るよう説得されました」

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