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【新・兜町INSIDE】東証が市場大再編に着手 新興、2部まとめて一本化も

 東証が1部と2部の各市場とジャスダック、マザーズの合計4つの市場の再編に乗り出す。新興企業向けのマザーズとジャスダックの統合が予想される一方、市場関係者からは大型株市場と中小型株市場の2区分を望む声もある。

 かつてジャスダック市場は大阪証券取引所(現・大阪取引所)が運営していた。2013年7月に東西両取引所が統合した際、ジャスダックとマザーズの統合も内部検討されたが、上場基準の違いなどから実現しなかった。

 ただ、証券会社や運用会社の実務上、ジャスダックとマザーズをまとめて新興市場として扱うことが一般的で、両市場を区分する意味は薄れている。投資家は企業の歴史の長さより、業績や成長性をみているためだ。

 東証は最低でもジャスダック・マザーズを統合するとみられる。問題は2部市場。最近の2部は直接上場する企業が増え、新興市場の役割も担っている。機関投資家は大型株と中小型株を分けて扱うことが多いため、ジャスダック・マザーズ・2部の統合が実務家から歓迎されそうだ。

 【2018年11月05日発行紙面から】

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