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【新・兜町INSIDE】来年の「10連休」、株式市場への影響は?

 政府は皇太子さまが即位する来年5月1日を祝日として扱う法案を今国会に提出する。1日の前後も休みとなるので、東京市場は4月27日から5月6日まで10連休の予定だ。

 ただ、日本の連休中も欧米や中国など外国株、為替、原油など各市場は平常と変わらず動いている。海外市場で株価が急落しても東京市場では売りを出せないため、休日前は個人投資家を中心に持ち株を手放す動きが集中しそうだ。

 一方、海外の空売り専門ファンドは長期の休日を嫌う。休日中も空売りするために借りた株式の「借り賃」が発生するためだ。しかも、欧米株上昇や海外市場での円安などプラス材料が出れば、空売りした株式が休日明けに急騰して大損しかねない。連休前には空売りした銘柄をいったん買い戻す流れが予想される。

 結果として、株式市場全体への影響は中立だろう。ただ、連休前には空売りファンドの標的となっている不祥事銘柄ほど買い戻しで上がりやすく、個人投資家の多い新興市場銘柄は短期的な需給悪化による下落が懸念される。

 【2018年11月7日発行紙面から】

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