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【定年後 難民にならない生き方】高齢者インフルに潜む「寝たきり」リスク (1/2ページ)

 インフルエンザが流行り始める時期。悪化するリスクが高い高齢者本人はもちろん、その家族にとっても気の抜けないシーズンがやってくる。もし、年老いた親がインフルエンザにかかった場合、家族はどうサポートすればいいのか。高齢者の健康に詳しい、桜美林大学大学院老年学研究科の渡辺修一郎教授のアドバイスはこうだ。

 「インフルエンザを発症したら、何はともあれ早めの治療が大切です。できれば発症後1日以内には医療機関を受診し、抗インフルエンザ薬を処方してもらいましょう」

 最近は「インフルエンザに必ずしも受診が必要なわけではない」「すぐ行くと陽性反応が出づらいので様子を見た方がいい」などと言われることもあるが…。

 「高齢者はとくに症状が重篤化しやすいハイリスク群に該当する上、症状が出にくい可能性もあります。インフルエンザの疑いがあれば、すみやかに医療機関を受診することをおすすめします」

 抗インフルエンザ薬を服用後は自宅療養することになるが、その際に気をつけるべきは脱水症。発熱などで水分が多く失われる上、食欲が減退するため、水分不足になりやすいのだという。また、見落としやすいのが、関節の運動である。インフルエンザ感染によって発熱や関節痛が起こると、体を動かすのがおっくうになる。だが、その数日間が原因で、関節が拘縮し、寝たきりになることもありうるというから恐ろしい。

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