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【榊淳司 マンション業界の秘密】不動産屋の“おすすめ”は… 「95%自己利益優先」 (1/2ページ)

 先日、不動産投資に興味のある勤務医と親しく話をする機会があった。彼の先輩がすでに数物件の不動産投資を行い、現状はうまくいっているという。

 その先輩が言うには「何よりもいい業者を選ばなければいけない」のだそうだ。その方は仲介業者延べ600人と飲みに行き、4人を選んだそうだ。それでその4人が勧めてくる物件を買うことにしているとか。

 その話を聞く1週間ほど前、私はあるテレビ番組の生放送にコメンテーターとして出た。たまたまその日のテーマが「悪徳不動産屋に騙されないためには」といったことだった。

 先日当欄で書いた話を若干振り返るが、スタジオで私は「不動産屋を見たらまず『悪い人』だと思ってください。10人いたら9人は悪い人。まぁ、心構えということですよ。実際には8人くらいでしょう」と指摘したら、会場は「10人に8人!」とどよめいた。

 このテレビを見ていた懇意にする仲介業者からメールが来て、叱られるかと思ったが、「10人に8人、9人というのはその通り。だから私も仕事の相手は自然に決まった面子になります」という内容だった。

 業者ですら業界内には怪しい連中がウヨウヨしているのを自覚している。かくのごとく日本の不動産屋は世間から厳しい目で見られている。

 米国では、日本よりも不動産屋に対するまなざしが優しい。

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