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【トップ直撃】『地元密着』実現へ…敷居は低く、食を意識 日本ビューホテル・遠藤由明社長「日常的に使っていただけるホテルを」 (1/3ページ)

★日本ビューホテル・遠藤由明社長(58)

 リニューアルされた浅草ビューホテルの1階ロビーには、地元の祭りで実際に使われる神輿(みこし)が鎮座している。地域に密着した敷居の低いホテルを目指し、社名でもある「ビュー(景色・ロケーション)」にも心血を注ぐ。新たな成長路線へ視界は良好だ。(中田達也)

 --現在、設備投資を進めていますね

 「旗艦ホテルの浅草ビューホテルをさらなる収益力を生むホテルにしようということで、ラウンジやレストランなど1階の大改装をしました」

 --各地のホテルでも

 「昨年、東京ドームホテルさんから運営を引き継いだ札幌ビューホテルでは、ブッフェレストランを新設し、2~4階のレストランや宴会場を全て客室にするなど宿泊主体型のホテルに変えました。地震によって訪日外国人のお客さまが一時、少なくなりましたが、回復に向かっています」

 --今年は大阪にも初進出しました

 「5月に大阪ビューホテル本町を開業しました。和を基調とすることで特色を出しています」

 --ホテル業界の競争は激しいですか

 「ホテル業界は参入障壁が低く、他業種から入ってきやすいので競争が激しくなっている部分もあります。コンセプトと強みを持っていないと勝てないということだと考えています」

 ■本社に調理運営室設置、担当取締役も

 --他社との差別化は

 「お客さまと距離が近い、敷居の低いホテルということです。浅草を含めて地元の方に日常的に使っていただけるホテルを目指しています」

 --レストランなどの食についても意識しているそうですね

 「本社に調理運営室を置いて、全国のホテルのメニューや安全・安心の確保、スタッフの採用まで調理に関することを専門に受け持っています。調理担当の取締役もいるなど食を意識しています」

 --2020年には浅草に新たなホテルの建設を計画していますね

 「建物オーナーである松竹さんの全面協力で『歌舞伎』や『和』を取り入れたワンランク上のホテルにする予定です」

 --ホテルや観光業では、東京五輪の反動を懸念する声もあります

 「五輪開催後の各国の外国人の受け入れ状況は、1992年のバルセロナ以降、各国で上昇しています。例外の北京も下落したのは翌年だけでした。五輪開催の際にはどの国も観光に力を入れるので、五輪期間中は東京だけじゃなく全国各地をアピールする場にもなると思います」

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