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【こんな時代のヒット力】広島土産に新風! イメージの味へ近づけるため苦労も 中国醸造「もみじ饅頭のお酒」 (1/2ページ)

 広島土産の定番、「もみじ饅頭」。紅葉の葉をイメージしたカステラ状の生地にあんが入っている饅頭だ。なんと、そのリキュールが誕生。購入者にはリピーターも増えている。その名も「もみじ饅頭のお酒」。発売したのは、1918(大正7)年創業で、清酒「一代」や焼酎「達磨」などで知られる中国醸造(広島県廿日市市)だ。

 もみじ饅頭の皮のカステラ風味とこしあんの味が、トロトロ粘り気ある舌触りから口の中に広がり、液体でありながら“もみじ饅頭感”が押し寄せる。

 開発のきっかけは、出張の際の土産。もみじ饅頭は定番土産のため、毎度となると先方も飽きてくる。それを感じ、「これを酒にできたら先方も驚き、喜んでくれるのではないか」(企画マーケティング部室長、竹内慎吾氏)と考えたことだった。

 固形の饅頭を、風味や味、食感などそのままに液体の酒にするため、苦労や障害の連続。「中でも酒の味には苦労した」(同)。当初、もみじ饅頭の味そのままを酒に再現することに奮闘した。しかし、その味に近づくにつれ「まずい!」。

 そこで、「もみじ饅頭と同じ材料を使って、頭の中のもみじ饅頭、皆が思い浮かぶ味を再現しよう」(同)と決めた。どこかの店のリアルな味ではなく、「もみじ饅頭と聞いて思い起こす、そのイメージの味に寄せた」のだ。

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