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【介護離職に備えよ】「サービス付き高齢者向け住宅」とセキュリティー (1/2ページ)

 少し前になるが、あるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がニュースで注目を集めた。読者の皆さんの記憶にも新しいことだろう。

 外部から侵入したと思われる人物により、サ高住の入居者が殺害されたという事件だが、親がサ高住に入居しているという人は、あらためて「親が入居している施設は大丈夫だろうか?」と不安を感じたのではないだろうか。

 だが、当社の相談員によると、サ高住や有料老人ホームのセキュリティーを万全にすることは非常に難しいという。

 たしかに、玄関はオートロック式のマンションのようにロックしてあることが多いし、フロントには職員が常駐している(一部のサ高住は夜間はフロントの職員が不在になることもある)。

 しかし、悪意のある者が玄関以外から侵入するのを完全に防ぐことはまずできないという。

 なぜなら、入居者が自分の部屋の窓を施錠するかどうかは、あくまでも入居者の自由だからだ。

 つまり、外部からの侵入を防ごうとすれば、常時複数の警備員を雇い、各部屋にセキュリティーシステムを導入するしかないのだ。

 今回の事件のように、施設名を出して連日報道されると、施設側の過失とは言い切れないだけに、複雑な心境になる。サ高住全体に対するイメージが低下してしまうのも否めない。

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