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【新・兜町INSIDE】東証トップ、際立つ「相場巧者」 内規違反で判明…運用実態に関心集まる

 東京証券取引所などを運営する日本取引所グループ(JPX)の最高経営責任者(CEO)で大和証券出身の清田瞭氏が内規に違反して「インフラファンド」2銘柄を購入していたことが判明した。1億5300万円の投資に対して2000万円の利益を上げており、善悪はともかく清田氏の「相場巧者」ぶりが際立っている。

 インフラファンドは太陽光発電などインフラ施設の収益を分配する投資商品。JPXが投資商品拡充の一環として市場開設に奔走した経緯がある。インフラファンドは個別企業の株式と違って議決権もないため、清田氏はJPXの内規で投資が許されている上場投資信託(ETF)と混同した可能性がありそうだ。

 市場関係者が驚いたのは金額の大きさ。有価証券報告書に大口の投資者として清田氏の名前が載るほどだった。一般に、運用資金の全額をインフラファンドだけに集中投下するとは考えにくく、他の金融商品も相当額保有している可能性もありそうだ。清田氏と同じ銘柄を仕込む「ちょうちん買い」で運用で勝てるかも?

 【2018年11月30日発行紙面から】

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