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【新・兜町INSIDE】NISA投資枠が増える12月 「JT」利回り5・3%で安定感

 冬のボーナス支給期に入り、例年12月は個人の投資が活発化する。NISA(少額投資非課税制度)の今年分の投資枠を消化する買いが増えるのもこの時期だ。

 NISA口座で好まれる銘柄には共通点がある。知名度があり、業績は安定し、配当利回りも高いことだ。短期売買による値幅稼ぎより長期保有による配当金の積み上げと値上がり益を追求するコツコツ型のスタイルで、NISA制度の設計思想通りに長期投資家の資金を集めているといえそうだ。

 今年の注目銘柄は日本たばこ(JT)。政府が総発行株式の3分の1を持ち、安定感は抜群だ。11月末の配当利回りは5・3%と、東証1部平均の約2・5倍だ。12月期決算企業なので、権利付き売買最終日の今月25日大引け時点で株式を保有していれば、半期分の配当金が手に入る。これだけでも利回りは2・6%強になる。

 「証券業界挙げてのNISA育成とマネー雑誌の高配当株特集が上手にかみ合っている」(ネット証券幹部)という。年末のJT株が大商いなら、来年は個人主導の上げ相場か。

 【2018年12月5日発行紙面から】

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